読んでほしい人
・自分がどんな事を大切にしているのか、潜在的な価値観を知りたい。
・人生の方向性や決断に役立つと分かっているが、そもそも自分の価値観が分からない。
・仕事や人間関係などで、自分の価値観が不明確なため、重要な選択に迷っている
この記事を読むと分かること
・価値観とは何か?好きなことや欲求、才能との違い
・価値観の探るには何をすればよいのか
・価値観を知るのに役立つ具体的な質問
この質問に答える事であなたの価値観が見えてくるはずです。
価値観とは何か
“価値観“という言葉、ニュアンスはなんとなく分かるけど、明確に定義はできていない人も多いのではないでしょうか。特に、好きという感情や、欲求、ゴール、才能などと明確に区別できている人は少ないと思います。ここでは、それらとの違いの解説しながら価値観の本質を説明します。
価値観とは自分の人生で大事にしている方向性
単なる欲求や、好き嫌いではありませんし、明確な到達地点(ゴール)でもありません。むしろ永遠に到達することのない自分の中の軸です。
何か物事を判断する時についつい大事にしてしまう心の特性、いつでも意識的/無意識に関係なく大事にしている考え方、それが価値観です。
”好き”との違い
- 旅行に行くのが好き
- ゲームをするのが好き
というのも一見価値観の様にも見えますよね。では価値観と好き嫌いはなにが違うのか?
- 好き :明確な対象や特定の分野に対して抱く情熱
- 価値観:分野間を横断して常に重視している考え方や、信念
例えば、上記の様な、旅行が好きでオンラインゲームも大好きという人がいたとします。好きという感情は各々の対象である“旅行”やゲーム“に向けられており関連性の無いように思いますが、その人の中に「新しい場所での出会いを大切にし、絆を深める事に喜びを感じる」という信念があったらどうでしょう。この考え方はどちらにも共通しているし、好きな事以外の日常生活でも大事にしうる事柄で、価値観と言えます。
このように、好き嫌いは特定の対象や分野に、価値観はそれを横断する考え方や信念として区別できます。
欲求との違い
お金持ちになりたい、健康でいたい、などの欲求は一時的なものです。あえて、欲求の中では長いものを例に挙げましたが、価値観に比べると一時的なものと言えます。
なぜならば、お金持ちになればこの欲求は満たされますし、健康になれば満たされます。
価値観は“満たされる“状態にはならない長期的な考え方や方向性です。
例えば上記の欲求についても
「常に金銭的メリットを最重視し物事を判断する」
これが資産1億になっても100億になってもそう思えるのであれば価値観と言えるでしょう。
このように一時的な欲求ではなく、未来永劫大事にすべきと思える信条が価値観です。
ゴールとの違い。
ゴールも欲求と同様に達成する瞬間があり一時的なものです。その点で欲求の違いと同じ解釈ができます。さらにゴールの場合は○○が必要であるという外部の環境の影響を大きく受ける場合もあります。価値観はあくまでも自分が主観的に大事にしている信条であり、内発的なものです。
才能との違い
才能とは自然と人よりうまくできてしまう事柄や、ついついやってしまうその人の行動や思考特性です。その人の武器になりうる原石の様なものです。価値観はその武器の原石をどのように使いたいか。何に使うのかという事です。
例えば、絵を描く事が昔から得意な人がいたとします。絵を描く事はその人の才能です。そこに構図や配色の知識やタッチのスキルが身につく事で原石が武器になります。
この武器を使って何を描くのか、その方向性が価値観です。
価値観を知るには何をすればよいのか
ここまでで価値観がどんなものなのか、類似する言葉との違いを解説する中でイメージできたと思います。
ではその価値観を知るには何をすればよいのか、それはズバリ、過去の自分を棚卸する事に尽きます。
価値観は
- 繰り返し自分の身に起きた事柄によって醸成される
- 人生に影響を与えるような大きな出来事によって形成される
したがって、その過去の出来事や、幼少期の出来事を振り返る事で価値観の輪郭が徐々に見えてきます。残念ながらパッと分かるスペシャルツールはありません。かなり長いアンケートに答える方法もありますが、その時間があれば、自分でもたどり着けるはずです。
とは言え、がむしゃらに自分について考えても分かりにくいので7つの質問として次の章でまとめました。
価値観を知るための質問7つ
質問1:あなたが「成功した」と感じる瞬間はどんな時ですか?
成功の定義は人それぞれ異なるため、その人が何を重要視しているのかが分かります。
-
- あなたが「これはうまくいった!」と実感した出来事を3つ挙げてください。
- その出来事の共通点は何ですか?
- それらの出来事を通じて、どんな感情が生まれましたか?
- あなたが「成功」と感じるには、何が必須条件だと思いますか?
- 何が欠けてしまったら、それは成功と言えなくなりますか?
- そこからあなたのどんな価値観が分かりますか?
質問2:どんな時に「本当に生きている」と実感しますか?
充実感を感じる瞬間には、その人が最も大切にしていることが表れます。
- どんな活動をしているときに時間を忘れるほど没頭しますか?
- その瞬間に、何を感じていますか?
- 逆に、どんな時に「生きている感じがしない」と思いますか?
- そこからあなたのどんな価値観が分かりますか?
質問3:あなたが本当に尊敬する人は誰ですか?
尊敬する人には、自分が理想とする価値観が反映されています。
- その人のどんなところを尊敬していますか?
- その人の行動や考え方のどんな点に共感しますか?
- そこからあなたのどんな価値観が分かりますか?
質問4:幼少期の思い出の中で、特に幸せだった瞬間はどんな時ですか?
幼少期の幸福な記憶には、その人が本能的に大切にしているものが表れます。
- どんな状況で幸せを感じましたか?
- なぜ、その瞬間が特に印象に残っていると思いますか?
- 大人になった今、その幸せの要素をどう活かせていますか?
- そこからあなたのどんな価値観が分かりますか?
質問5:幼少期に強く印象に残っている「不満」や「嫌だったこと」はありますか?
不快な経験には、「こうあるべきではない」という信念が含まれており、それが価値観の形成につながっている可能性があります。
- どんな出来事に、不満に感じましたか?
- なぜ、それが不満だと感じたと思いますか?
- その経験を通じて、「こうありたい」と思ったことはありますか?
- そこからあなたのどんな価値観が分かりますか?
質問6:人生で最も困難だった出来事は何ですか?
困難な経験を振り返ることで、その人が何を大切にし、どのように対処する傾向があるのかを理解します。
- どのような状況で、どんな困難に直面しましたか?
- そのとき、どんな感情を抱きましたか?
- どのようにしてその困難を乗り越えましたか?
- その経験から学んだことは何ですか?
- 今振り返ってみると、その経験が自分にとってどのような意味を持つと思いますか?
質問7:他人をどのように評価するときがありますか?
他者に対する評価基準は、自分が何を重視しているかを反映しているかもしれません。
- どんなときに「この人はちょっと苦手」と感じますか?
- その評価基準は、どのような経験から生まれましたか?
- 自分が他人に評価されるとき、どんな基準で見られたいですか?
- そこからあなたのどんな価値観が分かりますか?
まとめ
この質問を通じて出てきたキーワードや共通する項目をグルーピングしたり、相反する事柄を対比する事で、今まで気づかなかった価値観にも気が付く事ができるはずです。
是非、紙とペンを用意して取り組んでみてください。
最後におまけの質問
あなたは死んだときにどんな人だったと言われたいですか?
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