砂漠でキャンプする時に絶対守るべき5つのこと

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私が思う”キャンプ好きの最終ゴールの1つ”。

それは・・・

砂漠キャンプ!!

これを安全に成し遂げるためのコツをお教えします。

よく冒険映画や、ディスカバリーチャンネル等で出てくるアマゾンや砂漠でのキャンプはキャンパーにとって完成形であり、憧れるシチュエーションではないでしょうか?
しかし、普段のキャンプ地のノリで行くと大変な事になります。また、ワイルドさを狙って一人で行くと…。おそらく戻ってくることはないでしょう。

こんな人は必見

  • いつかは砂漠でキャンプをしてみたい人。
  • 今まさに砂漠でキャンプ をしている人。(←電波あれば)
  • キャンプの原点に立ち返りたい人

この記事では…

砂漠でキャンプする時に絶対守るべき5つの事を紹介します。

早速ご紹介する前に少しだけ、プロフィールですが、実は私は中東の砂漠地帯に3年ほど住んでいた事があり、その際に仲間とよく砂漠キャンプに行っていました。いわゆる代理店に申し込んで送迎付きのラクダにも乗れる”キャンプツアー”ではなく、テント持って、水もって、薪持って行く、”普通のキャンプ”です。
砂漠でのキャンプを10回以上経験した私が、自身の経験を交えて解説します!

それでは早速解説していきます!

砂漠でキャンプする時に絶対守るべき5つのこと

その1 絶対に車一台でいっては行けない。

死にます。もしくは数日間歩き続ける事になります。その理由はズバリ、車がスタックするからです。いくら四駆と言えども、サラサラの砂の上なのでよっぽど運転が上手くない限りスタックします。もちろん砂漠エリアに入る前にはタイヤが食い込みにくいように、空気圧を下げて挑むのですが、それでもスタックしてしまいます。

スタックとは砂の中にタイヤがハマってしまい、アクセルを踏んでも砂を巻き上げるだけで、前に進まない状態のことを言います。
こうなった時の対処法は3つです。

  1. アクセル踏みながら後ろから手で押す!
  2. タイヤの周りの砂を手やスコップでどけ、下に絨毯などを噛ませて脱出。
  3. ウインチで別の車に引っ張ってもらう。

ちなみに、1をやってダメなら2.それでもダメなら3という順で脱出を試みます。
3は色々準備も必要ですし、時間も掛かるので最後です。

さて、話を戻しますが、1台で行ったらどうなるか。

4人、5人乗っていれば、1.2は出来ますね。
しかし、3は無理です。そして私の経験上、スタックしたら30%くらいの確率でウインチでのけん引が必要です。そして、普通の運転技術の人は1泊2日の砂漠キャンプで2-3回スタックします。

つまり、普通の運転技術の人が一回砂漠キャンプに行くと、ほぼ間違いなく、ウインチで引っ張られて救助される事になります。

なので、一台で行くと、砂漠のど真ん中で、永遠と砂の大地のなかで、車が動かず、取り残される事態となります。

格好つけてソロキャンなんてもってのほか、危険過ぎますのでやめましょう!
最低でも3台、出来れば5台くらい欲しいところですね。
私の時は毎回5台は集まっていたと思います。

その2 キャンプ地を見失わない様に最大級に気をつける。

方向音痴の人、風の強い日は要注意。
風が無ければ足跡を辿れば戻れるのですが、風があると風紋となり足跡がサーと消えていきます。ちょっとトイレで用を足してぼーっとしてたら”あれ、どっちだっけ?”となりかねません。砂漠は特徴的な木があるわけでもなく、見渡す限りの砂場ですので、どっちからきたかな?という事を極力頭にいれ、変に曲がらない事です。そしてできれば砂丘の頂点を歩きましょう。

散策は砂丘(砂の丘)2個の範囲内がおすすめです。
そもそも砂漠は砂なので歩きにくい、砂の丘、登るのはすごく疲れます。
迷ったら本当にもう絶望ですね。

私は一度だけ、危うくキャンプ地を見失いかけましたが、たまたま、砂丘を知り合いが登ってきたところで、砂丘の頂上に人影を発見できたのでミイラにならずにすみました。

その3 大人は焚き火、灯りを絶やさない事。


昼間はみんなそんなに酔ってもいないですし、視界も良好なので十分気を付けていれば大丈夫ですが、夜はもう、永遠の黒です。月があれば多少灯りありますが、自分がどこにいるかを把握する事は極めて困難です。そんな時に目印になるのがベースキャンプで行われてるキャンプファイヤーです。
焚き火の狼煙が目印となって、トイレから皆のいるキャンプ地へと導いてくれるのです。

その3 薪は1週間水に浸しておく

は?と思った方。あなたの薪は8分で燃え尽きてしまいます。
砂漠をの乾燥を侮ってはいけません、乾燥しているものはより早く、湿っているものでもすぐに乾いてしまいます。夜、みんなが眠りにつくまで目印となる狼煙を上げ続けるには、びっしょびしょに濡らした薪が必要です。我々は1週間くらい水につけてましたね。
それでもキャンプ地に着く頃には表面がちょっとしっとり。焚き火をやる頃には外はカラカラ。中に染み込んだ水分で長持ちさせるイメージです。

ここまで読んで、「そんな苦労して火を灯すならそもそも開けたところでやれば良いじゃん!」という突っ込みが聞こえてきそうですが、、ダメなんです。

その4 キャンプ地は砂丘に囲まれた所にすべし。

そうなんです、開けたところは確かに迷いにくくて良いのですが、問題点があります。

トイレです。

砂漠にはもちろん、トイレはありません。男の人も女の人も外でするしかないのです。
そんな時にひらけた地だったらどう思いますか?気の知れた仲間といえども、ゆっくり用を足すことは難しいでしょう。
なので、砂丘に囲まれた地をキャンプ地とするのです。

9時の方向の砂丘を超えたところは女子トイレ、6時の砂丘の先は男子トイレ。という様に、キャンプ地を決めたらトイレを決めます。 広大な土地でプライベートを確保するのです。

その5 朝起きたら靴の中をチェック!危険動物が入ってます。

朝起きたらトイレに行こうと、靴をそのまま履いたら、病院送り、最悪死に至る可能性があります。

サソリです。
サソリは夜行性です、そして普段はブッシュ(草)の下に穴を掘って隠れています。

実は靴の中の環境はその環境にそっくりなのです。朝方、靴を履く前に必ず靴をひっくり返してトントンしてください。
蜘蛛やらサソリやらが入っているかも知れません。

この癖、いまだに抜けず、テントから出たときは必ずトントン。そうじゃないと怖くて履けません。。笑

まとめ

この記事では砂漠でキャンプする際に注意すべき5つの事についてご紹介しました。
いかがでしたでしょうか。
そんなシチュエーション特殊過ぎだろ!と思いましたか?

その1 絶対に車一台でいっては行けない。

➡林道に1人で行かない。
➡助け合える仲間を連れて行く。

その2 キャンプ地を見失わない様に最大級に気をつける。

➡自分のサイトがどこか、子供に遊ばせる前に良く覚えさせる。みんなで覚える。

その3 大人は焚き火、灯りを絶やさない事。

➡焚き火の火は絶やさない!方がいい場合もある。(管理されてる場合は迷惑なので消してください。)
➡子供が自分のサイトだとすぐにわかる工夫をする。

その4 キャンプ地は砂丘に囲まれた所にすべし。

➡トイレや、炊事場の場所を考えて設営する場所を決定する。
➡解放感とプライベートのバランスが大切。

その5 朝起きたら靴の中をチェック!危険動物が入ってます。

➡野生動物の気持ちになって、食材の管理、明かりの管理をする

一見特殊すぎる内容ですが、一般化して言い換えると、原点に立ち返りより良いキャンプにするヒントになるものもあるのでないでしょうか。

子供から目を離さず、楽しく安全なキャンプを楽しみたいですね!!

読んでいただき、ありがとうございました!

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